MITデザインラボが新たな都市システムを考案

1人週に2本投稿する、英語隊英文記事要約プロジェクト。
RSSフィードを登録しているMITのニュースで面白そうなのがあったので紹介。
Duty now for the future: MIT Design Lab invents new urban systems - MIT News Office
http://web.mit.edu/newsoffice/2006/design-lab.html
2006-05-13 19-49-31_0021by tjeerd

この春MITのArchitecture and Planningスクールにできた新しいラボは、デザインとエンジニアリングに全く新しい手法を取り入れている。
MITデザインラボは、PlaceLabやSENSEable Citiesのような現行のリサーチラボを活かして、社会、経済、文化の問題に台頭するテクノロジーを取り入れている。
前の学部長William J. Mitchellをトップに据え、このラボは、ビルや都市地域に対して包括的なデザインのアプローチを育成するためにつくられた。
現行のMITのラボとは異なり、特定のテクノロジーを個々の製品やシステムに採用するのではなく、長期的な持続可能性に焦点をあてて、より大きなシステム内でテクノロジーをどのように機能させるのかに取り組む。
初期のフェーズでは、デザインラボは、PlaceLabやSENSEable Citiesだけでなく、Interrogative Design GroupやCity Design and Development Program、Mobile eXperience Laboratory、そしてDevelopmental Entrepreneurshipのプログラムの連合である。


プロジェクトは以下のようになっている。

  • シティカー

2人乗りの重ねられる車。バスや地下鉄のようにスタックを連結点におくと、集団の移動と個々の移動を柔軟に組み合わせることができる。各スタックは乗り物を受け入れ、それらに電気を供給する。利用者は単に空港で荷物のカートを持ち上げるように前から満タンに充電された乗り物を取り外せば良い。

  • デジタルマイル

スペインのサラゴサで、線路を取り外して街に細長い空間を残すというもの。研究者たちは、1マイルのプログラム可能な水の壁を提案した。誰かが近づくとセンサーが反応し、水の上げ下げや波を伝える。

  • エレクトロニックレンズ

バルセロナでは、歩行者がピンポイントで街の情報を得られる、話すランドマークシステムを導入している。ステッカーでどこに「ホットスポット」があるかを示し、メッセージを受信するために歩行者は、単に携帯電話を持ち上げれば良い。


多くの場合では、デザインラボが直面する問題は、実際に解くことが必要とされる問題ではなく、壊れたシステムの徴候であり、必要とされるのはシステムを根本的に考え直すことである。例えばシティカーは、自動車をデザインし直すチャレンジとして始まったが、より大きな問題、すなわち持続可能な街における個人の移動を再考することにすぐに行き当たった。
デザインラボは、メディアラボのように共同研究や委託研究プロジェクト、政府機関やNGOによる資金、の組み合わせと関わるだろう。
現行の研究者たちに加えて、Larry Sass教授やTakehiko Nagakura教授は、作製プロジェクトに従事し、Dennis Frenchman教授はハイテク都市計画に従事するだろう。

感想 by id:pho

じっくり読むとけっこう難しかった。そもそもタイトルからしてよくわかんない。「未来のために今すべきこと」「未来の代わりの今」
なんかしっくり来ない。プロジェクトについてもいまいちわかってない。
citi car concept
http://cities.media.mit.edu/menu/research1.html
digital mile
http://cities.media.mit.edu/projects/zaragoza.html
MIT Design Lab: Mobile Experience Lab: Electronic Lens HTML version
http://mobile.mit.edu/elens/vision.html
絵があるのでこの方がわかりやすいかもしれない。